仕入先・サプライヤー探索
スリランカで仕入先を探す方法|探し方の選択肢と候補の絞り込み手順
スリランカで仕入先を探す手段には、公的機関のディレクトリ、業界団体、展示会、B2Bサイトなどがあります。それぞれの向き不向きと、候補を絞り込む手順を説明します。
公開日 2026-08-27
結論:探し方は5つ。順番に使うと効率が上がります
スリランカで仕入先を探す手段は、大きく5つに分けられます。 どれか1つを選ぶというより、費用のかからない順に使っていくのが実務的です。
| 手段 | 向いている場面 | 弱いところ |
|---|---|---|
| 公的機関のディレクトリ | まず候補を広く集めたいとき。無料で使えます | 掲載情報が現在の状況を反映しているとは限りません |
| 業界団体・産業別の一覧 | 品目が決まっているとき。専門性の高い候補が集まります | 団体に加盟していない事業者は載りません |
| 展示会の出展者リスト | 輸出に積極的な企業を探したいとき | 開催時期に左右されます |
| B2Bプラットフォーム | 手軽に多数へ接触したいとき | 仲介業者と製造元が混在し、区別が付きにくいです |
| 商社・エージェント経由 | 自社に貿易実務のリソースがないとき | 候補の選定基準が見えにくく、条件も相手側に依存します |
候補を集める手順
手順 1
探す条件を、数字で書き出す
探し始める前に、条件を紙に書き出します。ここが曖昧なまま探すと、 返信を比較できず、結局振り出しに戻ります。
- 品目と仕様(材質、規格、サイズなど)
- 1回あたりの数量と、年間の想定数量
- 希望納期と、初回の希望時期
- 必要な認証・検査
- 包装・表示の要件
- 想定している支払条件
この6項目は、そのまま問い合わせ文面に使えます。
手順 2
公的ディレクトリで候補を集める
スリランカ輸出開発庁(EDB)の輸出企業ディレクトリで、 製品カテゴリと企業規模で絞って候補を拾います。無料です。
操作はEDB輸出企業ディレクトリの使い方で説明しています。
手順 3
産業別の一覧も見る
品目が決まっている場合は、その産業を所管する機関や業界団体の一覧も確認します。 紅茶であればスリランカ紅茶局のTea Directoryがあります。
産業別の探し方は個別の記事にまとめています。
手順 4
同じ内容で一斉に問い合わせる
集めた候補に、まったく同じ内容の問い合わせを送ります。条件を相手ごとに変えると、返ってきた内容を比較できません。
文面は箇条書きで、数量・納期・仕様を単位付きで書きます。 長い挨拶文は不要です。
返信率は高くありません。20社に送って数社から返ってくれば十分と考えて、 候補数を多めに確保してください。
手順 5
返信の質で絞る
見るのは価格だけではありません。
- こちらの条件のうち、どれに答えていないか
- 質問が返ってきたか(仕様を理解しようとしている兆候です)
- 数量に対する反応(MOQが合わない場合は早めに分かります)
- 返信までの日数
ここで3〜5社に絞れれば、次の段階に進めます。
手順 6
残った候補の登記を確認する
候補が絞れたら、法人としての基本情報を確認します。 eROCで社名と会社番号を照合できます。手順はeROCの使い方にあります。
よくある詰まりどころ
- 製造元と仲介業者の区別が付かない。最も多い問題です。ディレクトリの掲載内容やウェブサイトからは判別しにくく、 問い合わせても「弊社の工場で製造しています」と返ってくることがあります。 工場の所在地と運営法人名まで聞くと、判別の手がかりになります。
- MOQが合わない。小ロットを希望する場合、大手ほど断られやすくなります。 企業規模の絞り込みでSME・MSMEを含めると候補が増えます。
- 返信が来ない。メールアドレスが古い、担当者が変わっている、 問い合わせ内容が漠然としている、などが考えられます。 条件を数字で明記すると返信率が上がることがあります。
- 候補を集めすぎて動けなくなる。リストが100社になっても判断は進みません。 20〜30社に問い合わせて、返ってきた中から絞るほうが早く進みます。
次の行動
OEM先を探している場合はOEMメーカーを探す方法へ。候補が絞れて工場を確認したい段階であれば工場を日本から確認する方法をご覧ください。
本記事の公的情報の最終確認日:2026-08-27
制度・手数料・画面構成は変更される場合があります。実際にお使いになる際は、各機関の公式サイトで最新の内容をご確認ください。
候補リストは作れたが、どれが実際に製造しているか分からない場合
条件に合う企業を現地で探すこと、候補企業が実際に製造しているかを確認することをご相談いただけます。
これから候補企業を探したい方
現在は調査設計のご相談のみ受付中です。
現地調査の受付準備を進めている段階のため、現在お受けしているのは「何を確認すべきか」「現地で確認できるか」といった調査設計のご相談までです。現地調査そのものの受付開始が決まりましたら、ご希望の方にご案内します。
関連する記事
- 仕入先・サプライヤー探索スリランカの輸出企業を公的データベースで調べる方法|EDB輸出企業ディレクトリの使い方スリランカ輸出開発庁(EDB)が公開している輸出企業ディレクトリの使い方を、絞り込み方法と表示される情報まで具体的に説明します。無料で使える公的な情報源です。
- 仕入先・サプライヤー探索スリランカから日本へ輸入できるものは?主要産業と輸出品スリランカの主要な輸出産業と、日本企業が調達対象として検討しやすい品目を整理します。産業ごとの探し方は個別の記事で詳しく説明します。
- 仕入先・サプライヤー探索スリランカのOEMメーカーを探す方法|候補企業の探し方から工場確認までスリランカでOEM・製造委託先を探す方法と、候補企業が実際に自社工場を持っているかを見極める手順を説明します。
- 取引前の企業確認スリランカの工場を日本から確認する方法|オンライン・現地確認・自社出張を比較スリランカの工場を確認する手段を、ビデオ通話・第三者による現地確認・自社出張の3つで比較します。それぞれで何が分かり、何が分からないのかを整理します。